サフラン【魔法の香辛料ノート】

サフラン

辛さ0
香り1
色付け5

サフランはお馴染みの存在でありながら他の香辛料に比べ、非常に高価な香辛料でも知られています。それは利用部分であるめしべが1本につき3本しか存在していない事が原因です。更にたった1gのサフランを作り出すには300本もの花が必要なのです。だからこそあんなにも高価なのですね。生薬名や和名は「番紅花(ばんこうか)」と呼ばれています。


サフランの使い方

パエリアやブイヤベースに色づけとして欠かせない存在です、少量でも充分に色が出ますので、あまり大量に入れ過ぎない様に気をつけて下さい。湿気を嫌いますので、多湿な場所は避けて保存しましょう。すぐに使わなくても適切な保存さえ行えば2年はもちます。

サフランと相性の良い食材

リンゴやアーモンド、米などの穀物系と相性が良くなっています。極端に香りや味はあるわけではないので、大体の食材と組み合わせても味を損ねません。

サフランによる効能

更年期障害の緩和やストレスの減少、鎮静作用・月経不順の解消・不眠症の改善・頭痛やめまいの緩和・てんかんや痴呆症状の緩和などに効果を発揮します。その他にも冷え性の改善や発汗作用などの働きもあり、特に女性にとって良い効果をもたらす半面、子宮収縮作用が報告されていますので妊婦の方は摂取しない様に心掛けましょう。最も、効果なものですから大量には買わないでしょうが。

サフランを使った料理のレシピ

フライパンで作るパエリア

素材

タマネギ

鶏もも肉

アサリ

エビ

イカ

にんにく

ピーマン

ホールトマト

白ワイン

固形スープ

サフラン

塩コショウ

オリーブオイル

  分量

2合

1/2個

180g

15個

8尾

1パイ

1片

1個

1缶

100ml

1カップ

1個

ひとつまみ

少々

適量

1) アサリの砂抜きをし、しっかりと擦り洗いしてエビの皮を剥きます。

2) イカを輪切り、鶏肉を2cm角に切ったらスープの素を水に溶かします。

3) タマネギをみじん切りにし、にんにくをスライスしてからオリーブオイルをひいたフライパンで炒めます。

4) 香りが出てきたらタマネギを加え、しんなりとしてきたらサフランを加えます。

5) アサリ・エビ・イカ・鶏肉を火が通るまで炒め、米を加えて更に炒めます。

6) 塩コショウをふってからホールトマトと白ワイン、スープを加えて蓋をしてから中火で15分加熱します。

7) 火を止め、薄切りにしたピーマンを乗せてから再び蓋をして10分蒸らせば完成です。

サフランライス

素材

サフラン

お米

ニンジン

ブイヨンスープの素

パセリ

  分量

ひとつまみ

2合

1本

1個

少々

少々

1) サフランをぬるま湯に浸して色出しをし、ニンジンを細切りにします。

2) 普通にお米を研いでから、ブイヨンスープと1を入れてスイッチを押して炊ければ完成です。

フィルニ

素材

牛乳

砂糖

アーモンド

サフラン

  分量

1カップ

2カップ

1リットル

1/2カップ

少々

少々

1) 米を洗って分量の水に漬けて4時間置きます、水もそのままの状態でミキサーにかけて水が白くなるまで回します。

2) 大き目の鍋で牛乳を沸かし、サフランを入れて牛乳が半分位になるまで煮込みます。

3) そこにミキサーで回した米と水を加えて中火にし、トロトロになるまでかき回します。

4) 砂糖を加えてドロッとしたら火を止め、ボールに移して荒熱を取ったらアーモンドを乗せてから冷蔵庫で冷やして完成です。

コラム

イランやスペイン、イタリア、フランス、日本では大分や宮城などでも栽培されています。古くは「王族の証」と呼ばれ、現代のみならず古くから重宝されておりサフランの黄色は王族のみが使用出来る色とさていた時もあったと伝わっています。体に良いから摂取したいのになかなか摂取出来ない場合、サフランティー色付けや香料として使用するのも良いですが、ハーブティーとして摂取するのも良いでしょう。ただし、あまり一度で多量には使用せず熱湯150mlに対して3g程度だけにしましょう。



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