ジンジャー(しょうが)【魔法の香辛料ノート】

ジンジャー(しょうが)

辛さ5
香り5
色付け0

ガリや紅しょうがと言った薬味に使われるジンジャー。日本ではほんのりと辛味をつける為に用いられていますが、海外では甘味と組み合わせる事も多く焼き菓子に用いられるのが主流です。非常に幅広い用途で使用される万能なハーブで、古くから「クレノハジカミ(はじかみ)」と呼ばれる薬として重宝されてきました。飲み物にも用いられており、ジンジャエールなどが有名ですね。


ジンジャーの使い方

薬味として使用、または香り付けに使用するのが一般的。すりおろして醤油と合わせて使う場合や千切りにして振りかける事も。他には肉や魚の匂い消しにも適しています。生姜飴の様なものも存在しており、甘い味と組み合わせる場合も少なくありません。家で穂損する時は、密封敷きの袋に入れて冷暗所、冷蔵庫で保管して下さい。

ジンジャーと相性の良い食材

パンやクッキーなどのお菓子、肉や野菜と相性が良くなっています、意外にも柑橘類と組み合わせても違和感がありません。海外では殆どデザート類(焼き菓子)に使用していますが、日本や中華料理には煮物や炒め物と言った主食で使用しています。

ジンジャーによる効能

中国では2000年以上も前から使用されているだけあって、ジンジャーには抗酸化作用・ストレスの緩和・冷え性の改善、緩和・血行の促進・消化促進・筋肉痛の緩和など様々な効能があります。しかし、妊娠中でつわりが酷い時は、出来るだけ摂取しない様にして下さい。

ジンジャーを使った料理のレシピ

ジンジャーブレッド

素材

薄力粉

ベーキングパウダー

ベーキングソーダ

シナモンパウダー

バター

サラダ油

モラセス(ハチミツ)

牛乳

  分量

90g

1g

1g

小さじ1/3

20g

40g

30g

70cc

1) 型(マフィン型でもココット型なんでも可)にオーブンシートをひき、オーブンを170度で予熱して置きます。

2) 小鍋で油・モラセス・バターを弱火で煮溶かし、ボールに牛乳以外の材料をふるいながら入れます。

3) 1を加えてしっかりとかき混ぜたら、少しずつ牛乳を入れて滑らかにします。

4) オーブン170度で24分焼けば完成です。

ジンジャークッキー

素材

薄力粉

無塩バター(マーガリン)

ベーキングパウダー

三温糖

ハチミツ

シナモン

ジンジャー

  分量

200g

90g

1/2個

小さじ1/2

60g

20g

小さじ1

小さじ1

1) 室温でバターを戻しておき、薄力粉とベーキングパウダー・ジンジャー・シナモンをふるっておきます。

2) ボールでバターをクリーム状になるまで練り、滑らかになる様に混ぜながら三温糖を数回に分けて入れます。

3) ハチミツ→卵の順番で入れる度に混ぜ、ふるった粉類を数回に分けて加えます。

4) ヘラで切る様に混ぜ、生地が粉っぽくなくなったら手でひとまとめにします。

5) ラップで包んで冷蔵庫に1時間置き、打ち粉をした台の上に置いて手でちぎっては再びまとめて、めん棒で2cmの厚さに伸ばして型抜きをします。

6) 170度のオーブンで19分焼き、金網などの上に乗せて荒熱を取れば完成です。

生姜(ジンジャー)焼き

素材

豚薄切り肉

タマネギ

しょうが(ジンジャー)

にんにく

醤油

みりん

砂糖

さけ

  分量

200g

1/2個

2片

1片

大さじ3と1/2

大さじ2

大さじ1

大さじ2

1) 生姜とにんにくをすりおろしてボールに入れ、そこに他の調味料類を全て加えます。

2) 適度な大きさに切った豚肉とスライスしたタマネギを漬け、10分置きましょう。

3) 熱したフライパンに油をひき、肉とタマネギを入れて肉の色が変わるまで炒めます。

4) 残りの汁を加え、タマネギがしんなりとすれば完成です。

コラム

熱帯アジアが原産。現在の主産地は西インド諸島や中国、特に広東省が最も多く栽培されています。ジンジャークッキーと呼ばれる人の形を象ったジンジャーを原料としたクッキー。正確には「ジンジャーブレッドマンクッキー」と言い、一部の国においてクリスマスツリーに欠かせない存在として知られています。人型が基本としている国もありますが、原則的には決まっておらず様々な形の物が存在しています。イギリスでは伝統的なお菓子に数えられており、流行した病への対策にジンジャー(しょうが)を勧めた国王ヘンリー8世がモチーフになっていると伝わっています。



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